スーパーにも年中普通に売られている紫蘇、外でお食事の時にも薬味やら天ぷらやらで出てくるので、和のハーブと言っても日本ではお馴染みの当たり前にあるお野菜みたいなものですよね。
我が家の庭にも何年か前に種撒いてからはこぼれ種で増えて、種まきしてない年でも庭のあちこちから芽が出てたりすることもあります。(紫蘇は一年草)
◆我が家の紫蘇は硬かった
ですが、うちの庭で採れた紫蘇は料理に使っても、どうも硬くて美味しくない。スーパーで販売されてる紫蘇は薄くて柔らかくて美味しいのに、なんでだ?と内心困ってたんです。
それで、今年は特に沢山の紫蘇の小さな苗(こぼれ種で育ってた)を庭のあちこちで見かけたものですから、特段大した考えもなく、大きく深いプランターが空いてたのでそこに集めて植えてたんです。
しばらくして、5月の中頃だったでしょうか、気がづくと緑が綺麗で柔らかな葉っぱがふさふさと美味しそうにプランターの中で育ってました。
最初は冷奴や冷やしそばの薬味としていただきましたら、柔らかくて美味しい。
上の方の葉を摘んだから、新しい葉っぱだからかな、と思って同じプランターの他の場所の葉を摘んでいただいてみましたが。全体的に硬くなく、普通にいい。
やっぱり今までと違って、柔らかく食べやすい紫蘇ができあがってる。なんでだろう?しっとりした雰囲気もあるし、葉の緑色も濃い。
ちなみに、庭のあちこちに散らばって生えてる方の紫蘇の葉の色は黄緑っぽいし、柔らかい感じもしないし、しっとりした雰囲気もしてません。
◆置き場所のお陰で柔らかく
これは置き場所のお陰のようです。
先ほど、大きめで深いプランターに散らばっていた小さな紫蘇の苗を集めた、と書きましたが、そのプランターは大きくて重かったのもあって。植えた場所からほとんど移動しないで置いてました。
さくらんの木が日除けになってくれてるスペースで、お天気良い日はさくらんぼの木の木陰(庭の西側なので強い西日から守ってくれてる)になり、更に水道蛇口近くなのでホースでたっぷりの水をあげやすい場所でもありました。
後から調べたら、紫蘇は日当たりよすぎるより半日陰の方が柔らかく育つそうです。そして湿りっけがある方が良いらしい。(移動出来ない場合は寒冷紗(かんれいしゃ)をかける)
あと、だいぶ前にすごい匂うぼかし肥料があって、その臭いを防ぐのに花壇のあるエリアの土の中にぼかし肥料を入れ込んで、土の山のスペースをつくってました。
しばらく経って、多分ぼかし肥料と土がちょうど良い感じで混ざり合ってるんだろうと思う、その土の山のスペースから土をスコップですくって、紫蘇を植える時にプランターに入れたので。
それも良かったのでは?と勝手に思ってます。(植えた後の肥料はなし)
◆紫蘇は色々と使える
最近は毎日のように手づくりパンに何かをサンドして朝ごはんにする事が多いので、その時に重宝してます。
この日は柚子胡椒で漬け込んだ鶏胸肉のサラダチキンとトマトと紫玉ねぎを粒マスタードとマヨネーズを塗った手づくりフォカッチャで挟んでの朝ごはんでした。
柔らかな紫蘇は何枚でも挟みたくなりますね。沢山使えるのが嬉しいです。
梅干しと合わせたり、じゃがいもと合わせたり、他にもいろんなレシピがあるので、今年は柔らか紫蘇をたっぷり使って、色々な組み合わせを楽しむつもりです。
◉偶然と偶然が重なって
置き場所がさくらんぼの木の木陰エリアで日当たりがあまり良くなかったのと、水道蛇口付近で水をたっぷりあげれたことで湿りっ気のある環境になった。
あとこれはそうかな、と思ってる程度ですが丁度あったぼかし肥料の入った土で植えたこと。
この三つの偶然が何個か重なったことで、柔らかで緑濃く美味しい紫蘇が育ってた。
と、かなり大袈裟な感じもしますが。偶然が重なっていい結果になる、ってすごく嬉しいですよね。
*手づくりフォカッチャのことは