今の家に住んでもうかれこれ18年くらい経ちます。我が家は山間に建つ一軒家。庭は西側と東側にも少しのスペースですが花壇があります。
近くに山がせまっているので、庭にいろんな種類の野鳥はもちろんアナグマが食料調達に来たこともあるような場所です。
そんなに広くはないのですが、実の成る木が何種類か植っていて、成った実をありがたくいただくこともあります。
今日はそんな我が家の実の成る木５種とおまけで１種、紹介がてら実のない季節の様子も思い返しながら振り返っていきます。
◆東南角に植ってる山法師（ヤマボウシ）
こちら東南角に植ってるヤマボウシですが、隣に家が建ってるので、そんなに大きくできなくてここ数年は少しずつ剪定しながら（隣家にはみださない様に）様子を見てます。
実の成る木ということなので、まずはどんな実か？
果実酒にしたり、ドライフルーツにしたり、栄養効果としてはビタミン、カロチン、アントシアニンなど…と聞いたことはあるのですが、一度も食したことはないです。
ヤマボウシの木のメモ
ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木（常緑の品種もあるようです）
成長が緩やか/花・実・紅葉まで楽しめる/花期：6月〜7月/果実：9月ごろ
実になりかけ
去年は剪定し過ぎで、全くお花がつかなかったのですが今年はその分沢山のお花が。
↓は今年の5月の様子。咲き始めの頃は花びらに見える総苞片（そうほうへん）が薄緑色です。
↓6月のはじめ頃、花びらに見える総苞片（そうほうへん）、白くなってきましたね。淡い緑もいいけど白色も綺麗。
ヤマボウシは花や実だけでなく、春に新しく出てくる頃の葉っぱの緑も綺麗、秋に紅く色づく頃の紅葉も好きです。
今年は11月22日（今日ですが）にはほとんど葉っぱが落ちてしまいましたが、綺麗でしたよ。また来年新しい葉っぱが出てくるまでは枝の状態。
◆夏は西日の日除もしてくれるジューンベリー
我が家のジューンベリーは西側の花壇に植ってます。私の仕事部屋が西向きなのですが、ジューンベリーが日除けの役割も兼務してくれていて助かってます。
（西側には高い建物がないので、西側の庭には西日がかなり強く当たる）
ジューンベリーの木のメモ
バラ科ザイフリボク属/落葉小高木/花：4月ごろ/果実 ：6月ごろ/ 和名：アメリカザイフリボク
ジューンベリーの実↓。
ジューンベリーの実の栄養効果もアントシアニン豊富とか老化防止にいいとか聞きますけど…。
一度ジャムにしてみたことがあるのですが、その時はタネばかりで食べにくくて、それ以来野鳥たちに実は提供しています。
お花は可憐で綺麗です。↓4月ごろ。
枝が細くて全体的にシュッと上に伸びてる感じですね。（剪定はあまりしてないですが形は乱れないので助かります）
野鳥はものすごく熟したのが好きなのか、実が赤黒くなってきた頃によく見かける気がします。ヒヨドリやメジロやアオジ？などなど。
ジューンベリーは大きさ的にも小さな野鳥にとっては食べやすいのか、他にも何種類か来ていて、落ちてる実を拾って食べてる野鳥を見かけたことも。
糞をされると（実の色がついてることが多い）掃除が大変ですがいろんな野鳥が来てくれるのは嬉しいです。
ここ数年ジューンベリーの夏の終わり頃の様子を見ていると、夏の日差しで疲れ切ったのか早くに葉っぱが落ちてしまいます。
毎年大丈夫かなぁと思っているのですが次の年にはちゃんと葉っぱが出てお花が咲いてまた実が成っている、すごいなぁ。
９月２９日
◆まだまだ小さな背丈の桑の木（マルベリー）
桑の木は何年か前に実家から苗を分けてもらって植えたもの。背丈自体はあまり大きくなってないのですが、今年は結構実がなっていて。少しだけジャムにしてみました。
実は黒いのが熟しているものです。桑の実はビタミンや鉄分、アントシアニンなど栄養素が豊富なようですね。欧米では近年スーパーフードとして知名度が上がっているとか。
私も桑の葉のお茶なら道の駅とかで買って飲んでたりはします。
桑の木のメモ
クワ科クワ属/落葉樹/開花：4月〜5月/収穫：5月〜7月
2023/5/31
2023/6/5
背丈が私の腰のあたりよりも低いのに、その割に実のつきがすごくいいな、という感想。
低いところに実が沢山成っていたからか、アナグマが夢中になって桑の実を食べてるのを見かけたこともあります。
今年は茎が倒れながら実が成っていたので、来年は支柱を立てて、アナグマ避けもしないといけませんね。
◆お花も可愛いブルーベリー
ブルーベリーの木は最初（家購入時）から花壇に何本か植っていて、どれもずっと育ちがよくなかったのですが、今年はいつもの年よりは実が成っていた気がします。
ブルーベリーの木のメモ
ツツジ科スノキ属シアノコカス節/低木果樹/土を酸性に保つ/花期：4月〜5月頃/収穫期：6月から9月（品種によって違う）/剪定は年数に応じて変える
我が家のブルーベリー
ブルーベリーは実家の庭ではよく育っているようで、実をもらった時はジャムにしています。
実家の庭のブルーベリー
我が家の今年のブルーベリーの花は↓
花が沢山ついたのですが、実が小さかったので、多分剪定して花数を制限しないといけないんですよね。
でもお花も可愛いのでそのままにしておきたいくらいです。
やっぱり実の収穫もある程度はしたいので、これからは忘れないよう、ブルーベリー用の肥料をあげようと思います。タイミングは３月と５月ごろの様なので来年ですね。
ほとんど葉っぱが落ちてますが紅くなった ブルーベリーの葉っぱ2023/11/23
◆夏の西陽の日除けもしてくれてる、さくらんぼの木
うちの庭で一番沢山実がなっているさくらんぼの木。今の住まいに引っ越した当時、市の緑化運動の一環でいただいたさくらんぼの小さな苗木が18年くらい経って大きくなってます。
品種は暖地桜桃（だんちおうとう）、この前片付けした時に当時の説明書類が出てきて、品種が分かりました。
暖地桜桃（だんちおうとう）のメモ
バラ科サクラ属の耐寒性落葉高木/花は３月/実は５月/一本で実がなる（自家結実性あり）
一般的に販売されているさくらんぼ、佐藤錦とかナポレオンとかは西洋実桜（セイヨウミザクラ）というらしく、暖地桜桃はそういったさくらんぼの木とは違って、小粒でそんなに甘くないけど育てやすい品種のようです。
我が家ではそのまま食べても結構甘いのですが、少しだけいただいたらあとはだいたいいつもシロップにしてます。
花は桜の花が咲く頃より少し前。３月後半。花の時にも野鳥が来てます。
西側玄関前に植えているのですが、強い西陽からの日除けもしてくれてます。
18年経って大きくなってきたので、植木鉢に植えてる植物を夏はさくらんぼの木陰になる場所に置いて、西陽から守ってもらってます。
収穫は夫が担当
今年はシロップにプラスしてジャムも作ってみました。でもタネをお箸でついて取り除くのが大変でしたー。
炭酸水で割って夏のドリンクに
花の終わりの４月、新しい葉っぱの出始め
果実収穫後の６月
今年は枝が込み入ってきたので、結構剪定しましたが、来年の花や実のつき具合にどんな影響があるのか、来年の春がまた楽しみですね。
実の後は、秋になると紅葉し、寒くなるにつれ葉っぱが落ちて、冬は葉っぱなしの木の枝の状態になり、そしてまた来年。
◆おまけのオリーブの木
おまけのオリーブの木。実が１つだけなのでオマケとしました。
我が家にオリーブの木は３ヶ所に植ってます。そのうちの南側の大きな木製の鉢に植ってるオリーブの木に2年前の2021年１０月に実が成ってました。去年と今年は？。
オリーブは自家受粉しにくい、と聞いていて実がつくと思ってなかったのでびっくりでした。でも嬉しかった。
オリーブの木のメモ
モクセイ科の常緑小高木/地中海沿岸が原産地/開花５月〜６月/収穫９月〜１２月/葉の色：表は光沢のある濃い緑色・裏は銀白色
2021年10月22日
↑出入りできない南側窓の前に目隠しとしてかな、最初から置いてありました。
（我が家は道よりも高い場所に家が建っているもので、下の道から見上げての撮影になってます↑↓）
以前夫がかなり強めに剪定して、その後枝が伸びてくれるか心配していたのですが、数年経ってようやく枝が伸びてくれてます。
↑実がついたのはこのオリーブの木。
お花も可愛いです。白く小さい花が沢山。６月に撮影。↓は中庭のオリーブの木。中庭なので日照量が少ないのか、南側にオリーブの木よりひょろっとしてます。
↓西側の玄関前、こちらは形良く剪定できてないですが、元気はいいです。１１月撮影。
↓以前撮っていた雪の日のオリーブの木（中庭）。
オリーブの花言葉は平和、知恵、とか言われてますよね。どちらも好きな言葉だし幸せな感じのイメージもあって、さらに我が家では南、西、中庭と３ヶ所に植っているということもあるので、勝手に守り神のような存在だと思ってます。
◎実の成る木５種＋オマケ１種の振り返り
ヤマボウシ、ジューンベリー、桑の木、ブルーベリー、さくらんぼ（暖地桜桃）の木、オリーブの木、５種とオマケ１種、を実のない季節を通して振り返ってみました。
こうやってそれぞれ書き出してみると、花の時や新葉の時や紅葉する時など、実が成っていない季節のことも思い出されて、剪定や肥料、支柱にアナグマよけなど、実を収穫するだけでなく色々とやらなくてはいけないことがあるな、と改めて思い出せて良かったです。
